ラジオドラマ「ウサギガンマン」(−)

脚本/さのや


【あらすじ】
開拓時代のアメリカに似た世界。

父の残した借金のせいで借金取り+手下に追われていた少年・アイザックは
黒髪の少年と金髪の美女に助けられる。

アイを助けてくれた少年(実は少女)・ジャックは絶滅したはずの魔術で
「銃を撃つとウサギになってしまう」という厄介な呪いをかけられていた。
彼女らは呪いを解く手がかりを得に、魔術学者のアインシュタイン博士に会いに来たというが…

とりあえず借金取り達を倒し、遺産のある場所にたどり着いたものの、
あったのは「西部へ行く」というアインシュタイン博士の書き置きだけ。
結局3人は一緒に西部を目指すことになったのだった。

【脚本中記号について】
「」…キャラのセリフ(括弧なしはモノローグだと思っていただければ!)
()…状況説明・セリフの演技指定
※ …前後の状況説明など

【他】
・セリフの方は言い辛ければ言いやすいように語尾・言い回しを変えていただいて構いません。
・セリフが二行に渡っている部分なども一部ありますので、見落としにご注意いただければ
幸いです。(こちらでもよく見落としたりするので…;)
・「全世界呪術辞典」という本のタイトルがえらい言い辛いので「本」とか言い換えていただいても構いません。

【キャラクター】

ジャック・ジャック (セリフ数:58)
 15歳前後/ガンマン/声質:高〜低、元気・勢いのある少年声or少女声。
 銃剣を持ったガンマン。でも実は女の子。銃の腕は良いが、頭に血が上りやすくケンカっぱやい。
 とある魔術学者にかけられた呪いで、銃を撃つとウサギの姿に変身してしまう。

レイディ・スター (セリフ数:29)
 18歳前後/仕立て屋/声質:高〜低、おっとりのんびりしたお姉さん系の女性声。
 金髪碧眼ナイスバディなおねーさん。マイスターと呼ばれる技術者で、自称仕立て屋。
 かわいいものが大好きで、ド近眼だが「かわいくない」という理由で眼鏡をかけてない。

アイザック・アインシュタイン (セリフ数:35)
 10歳前後/発明家/声質:高〜中、かわいい系の子ども声。
 魔術学者のアインシュタイン博士を父親に持つ少女(に見えるが少年)。
 父の残した莫大な借金の為、借金取りに追われている。
 大きなトランクを背負っていて、中に怪しい発明品を多数所持している。

エリザベス (セリフ数:31)
 10代後半/借金取り/声質:低〜中、高飛車な少女〜女性声。
 アイザックを追っている借金取り。借金のカタにアイザックの持つ父親の形見を奪おうとする。
 縦ロール。

手下(レオン) (セリフ数:34)
 20前後/借金取りの手下/声質:低〜高、ヘタレっぽい青年声or少年声。
 借金取りのエリザベスの手下。「〜っす」口調。

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シナリオ本文

【シーン01:オープニング】

番号 セリフ・効果音など 状況など
  (BGM〜タイトルコール)  
ジャック/ja01 ボイスドラマ「ウサギガンマン」。お前ら皆、大人しく聞けよ! (※タイトルコール)
  (BGM〜フェードアウト)  
  (間)  
  (効果音:風の音)  

【シーン02:借金取りに追われる少年】

番号 セリフ・効果音など 状況など
  (効果音:風の音)
(足音/ジャックとレイが連れ立って街を歩いている)
 
ジャック/ja02 「ったく、辺鄙なとこだなぁ…
レイ姉貴、本当にこんなとこにアインシュタイン博士が住んでんのかよ?」
 
レイ/re01 (レイ、看板に思いっきり近寄って地名を確認している)
「えーっと、サード・ウェストエンド…うん、合ってる合ってる。ここでいいはずよ。
魔術研究家の博士に会えれば、ジャックのその厄介な呪いも解けると思うんだけれど…」
 
ジャック/ja03 「本当かよ。今までだってそーやって何人もの研究家とやらに会ってきたんだぜ?」  
  (2人が話していると、通りの向こうからアイザックが男女2人組に追われて走ってくる)  
アイ/is01 「…………そこの人、どいてー!!」
(「…」に息を切らせて走ってるボイスを数秒入れていただけると助かります)
 
ジャック/ja04 「うわっ!?なんだなんだ!?」 (アイにぶつかられそうに
なって思わず避ける)
レイ/re02 「まあ。鬼ごっこかしら?楽しそうね〜」 (状況がわかっていない)
エリザベス/er01 「お待ちー!…チッ!逃げ足の速いガキね!ほら、さっさと追うのよ!!」 (手下に指示)
手下/le01 「あいさー、姉御!
そこの子どもー。お前は包囲されているー。大人しく投降するっすー!」
(言ってだだだだ、と
アイを追いかける)
ジャック/ja05 「包囲、できてないじゃん。…って、うわっ!?…痛ってぇ…」 (ドン!と手下に
ぶつかられて転ぶ)
レイ/re03 「あら、まあ。ジャック、大丈夫?」 (のん気に心配する)
手下/le02 「む、こんなとこに人が!チビだから気付かなかったっす!」  
ジャック/ja06 「なっ…!俺がチビ!?ちーさいひと、と書いてチビ!!?」  
レイ/re04 「あのね、そうは書かないと思うの。」 (冷静)
手下/le03 「悪いけど俺はちょー先を急いでるっす。じゃ、そういうことで!」 (去って行こうと)
ジャック/ja07 「待てコラァ!!誰がチビだ!」
(言って銃を取り出す)
 
手下/le04 「うわわ!ちょっ…怒ることないじゃないっすか!銃とかしまってほしいっす!」  
ジャック/ja08 「俺はチビって言われんのとグリンピースが死ぬほど嫌いなんだよッ!!」  
手下/le05 「…だ、大丈夫っすよ、兄さん。グリンピースを食べなくても、もうちょっとすれば背も伸び…」
(言いかけてジャックに遮られる)
 
ジャック/ja09 「に、兄さん…!?…てめぇ、もう一度言ってみろ!」
(じゃきっ!と銃を向ける)
 
手下/le06 「え、えーと、グリンピースを…」  
ジャック/ja10 「そこじゃなくてもっと前だっての!」  
手下/le07 「えーと、大丈夫っすよ、兄さん?」 (なんで聞かれるんだ
ろう、といぶかしげに)
ジャック/ja11 「…俺は女だッ!!!」  
手下/le08 「えぇっ!…えーと…………ご愁傷様…っす。」 (ジャックを見/
沈痛な面持ちで)
ジャック/ja12 「どういう意味だコラー!!!」  
手下/le09 「うわわわー!!?」  
  (どかっ、ばきっ、と殴り音数発/ジャック、手下ボコる。途中途中にレイの以下のセリフ)  
レイ/re05 「あらあら」  
レイ/re06 「まあまあ」  
レイ/re07 「痛そうねぇ…」  
エリザベス/er02 (ボコられてる手下を発見し、借金取りがやってくる)
「何やってるのよ!あのガキを見失っちゃったじゃない!」
 
手下/le10 「あ、エリザベスのアネゴ!だってこいつが〜」  
エリザベス/er03 「こんなガキの1人くらいどうってこと…
…え?その低っい背に黒髪、背中の銃剣…
ま、まさか、賞金稼ぎのジャック・ジャック・ウィンチェスター!!?」
 
ジャック/ja13 「背が低いとか言うなーッ!!!」  
レイ/re08 「まあ、有名人ね、ジャック。あらあら?ジャックが薄っぺらいわ??まるで洗濯板!」
(近くの看板に話しかけている)
 
ジャック/ja14 「姉貴、それ、俺じゃなくて看板だぞ。」  
エリザベス/er04 「そんでもってそっちのド近眼女はまさか同じく賞金稼ぎのマイスター・レイディ・スター!?
ちっ、相手が悪いわね…!一旦退くわよ!!」
(後半、手下に)
手下/le11 「あ、姉御〜、なんでっすか?」  
エリザベス/er05 「なんでも何も、賞金稼ぎのこいつらを敵に回すと厄介なのよ!
一刻も早くあのガキを捕まえないと…!」
 
ジャック/ja15 「なーにこそこそ話してんだ?あぁ?」  
エリザベス/er06 「おほほほほ、なんでもありませんわ。
私の部下がご迷惑をお掛けしたようでごめんなさいね〜」
(ごまかしてる)
手下/le12 「ごめんなさいっす!」  
エリザベス/er07 「私達、ちょっと用事が有りまして…お詫びは後日に改めて。では!」
(足音/言うとしゅたっ!と駆けていく)
 
手下/le13 「改めて、っす!では!」
(足音/エリザベスを追う)
 
ジャック/ja16 「なんだったんだ、あいつら?」  
レイ/re09 「おもしろい人達ねぇ」  

【シーン03:アイザックの頼み】

番号 セリフ・効果音など 状況など
  (アイザック、ひょいっと物陰から出てくる)  
アイザック/is02 「…ふぅ、やっといなくなってくれましたね。」  
ジャック/ja17 「うわぁ!お前、一体どこから沸いて出た!」
(じゃき、と銃を向ける)
 
レイ/re10 「あらあら、あなた、イリュージョニスト?」  
アイザック/is03 「やだなぁ、あの人達を撒こうと思って隠れてただけですよ。」  
アイザック/is04 「それよりもおに…おねーさん!」 (おにーさん、と言いかけた)
ジャック/ja18 「お前、『おにーさん』って言いかけただろ?」
(銃をほっぺたにぐりっ、と)
 
アイザック/is05 「あう、ええとええと…
あの借金取りの手下を銃も使わず倒しちゃうなんて、強いんですねー!!」
(前半困惑
後半:ごまかすように)
ジャック/ja19 「え?お、おう!まあな!」 (えっへんと)
アイザック/is06 「そんな力の有り余ってるおねーさんがたにお願いです!僕を助けてください!」  
ジャック/ja20 「は?」  
レイ/re11 「あらあら」  
アイザック/is07 「あの人達、借金のカタに僕の父さんの形見を奪おうとしてるんです!」  
ジャック/ja21 「そりゃ、借金返さなかったお前の親父が悪いんだろ。」  
アイザック/is08 「ダメですよー!父さんの書いた「全世界呪術辞典」は貴重な魔術資料なんですから!
これはお金に代えられないものなんですー!」
全世界呪術辞典=
ぜんせかいじゅじゅつじてん
ジャック/ja22 「何ッ!?呪術辞典だと!?まさか、お前…」  
アイザック/is09 「僕の名前はアイザック・アインシュタインです。
何を隠そう、僕の父さんはかの有名な魔術研究家・アインシュタイン博士なのです!」
(えっへん!と)
レイ/re12 「まあ〜、それじゃあ、その本に、ジャックの呪いについても何か載ってるのかしら?」  
アイザック/is10 「あれれ、ジャックさんも何か呪いがかかってるんですか?背が伸びない呪いとか??」 (悪気なく聞く)
ジャック/ja23 「…お前、いい度胸だな…」 (怒り/銃でごりっ、と)
アイザック/is11 「あうう、じょ、冗談ですよ…」  
ジャック/ja24 「ま、一度見せればわかるだろ。見てろよ。」
(銃を構えて撃つ/銃声+ぼふっ、と効果音)
 
アイザック/is12 「うわっ!ジャックさんが目つきの悪いウサギになった!!」  
ジャック/ja25 「目つきの悪い、は余計だろ!!」  
レイ/re13 「ジャックは銃を撃つとウサギになっちゃう呪いがかかってるの。
ガンマンとしては致命的よねぇ」
(そう言いつつも
のん気な感じで)
ジャック/ja26 「数分で戻れるんだけどな。
…でもこれじゃあ、三度の飯より好きな銃撃戦ができねぇー!!」
(めっちゃ悔しげに叫ぶ)
アイザック/is13 「わー、あぐれっしぶー。」 (笑顔で棒読み)
  (間)  
アイザック/is14 「それでですね、父さんは、この近くの炭鉱に全世界呪術辞典を隠したらしいんです。
それを見つけようと歩き回ってたら、借金取りの人に見つかっちゃって…」
 
ジャック/ja27 「ふーん」  
レイ/re14 「あらあら、だから追いかけられてたのねぇ」  
アイザック/is15 「ジャックさん、レイさん!お願いがあるんです!
本が見つかるまで僕のボディーガードになっていただけませんか!?」
 
ジャック/ja28 「ボディーガードねぇ…さっきの全世界呪術辞典の話は本当だろうな?」  
アイザック/is16 「本当の本当です!嘘だったらはりせんぼん飲んでもいいですよ!」  
ジャック/ja29 「よっし、いいぜ。
その代わり、本が無事手に入ったら、まずは俺の呪いを解いてもらうからな!」
 
アイザック/is17 「はい!じゃあ、契約成立ですね!」  
レイ/re15 「手がかりが見つかって良かったわねぇ、はるばる西部に来たかいがあったわ〜」 (ほのぼのと)
  (エリザベスと手下、物陰でこそこそ今の話を聞いてた)  
エリザベス/er08 「やっぱりあのガキ、隠れてたのね…ていうか、レオン!今の聞いた!?」  
手下/le14 「ばっちりこの耳で聞いたっす!エリザベスの姉御!!
あの賞金稼ぎジャック・ジャック・ウィンチェスターがウサギになっちゃうガンマンだ、
ってのは本当だったっすね!」
(うんうん、と納得しつつ)
エリザベス/er09 「そっちじゃないわよ!」  
エリザベス/er10 「あのアインシュタイン博士の呪術についての本ですって!
あぁっ!もしそれが手に入ったら一体何ドルで売れるのかしら!!
手に入れたら、売り払って新しい洋服とか、アクセサリーとかー…」
(キラキラした目で)
手下/le15 「姉御、そーいうのを取らぬ狸の皮算用(かわざんよう)って言うっす。」 (きっぱり)
エリザベス/er11 「おだまり!あいつらを追って、本を見つけた所で横から奪うわよ!」  
手下/le16 「おおー、姉御、頭いいっすー!!」  
エリザベス/er12 「ほーほほほ!当たり前よ!…そうと決まったら先回りするわよ!!」  
手下/le17 「了解っす!」
(2人、ばたばたと炭鉱へ)
 

【シーン04:炭鉱での対決】

番号 セリフ・効果音など 状況など
  (足音)(ジャックら3人が炭鉱を歩いてる)  
ジャック/ja30 「…で、ここがアインシュタイン博士の形見の隠された場所か。あっさりついたな。」  
レイ/re16 「まるで巻きが入ったみたいねぇ」  
アイザック/is18 「時間の都合とかは気にしちゃだめですよー!ささ、早く取りに行きましょう!」  
  (と、借金取りコンビが現れる)  
エリザベス/er13 「ほーほほほ!そこの3人組、お待ちなさい!」  
ジャック/ja31 「お前ら、さっきの!」  
手下/le18 「動いちゃダメっすよー!動いたらばきゅん!と撃っちゃうっす!!」
(銃をじゃき、っと3人に向けつつ)
 
アイザック/is19 「えー、でもでも、くしゃみがしたくなったりしたら、どうすればいいんですかー?」  
ジャック/ja32 「あぁ、あくびとかな。」  
レイ/re17 「まばたきもダメなのかしら〜??」  
手下/le19 「え?…えーと、それは特別に許可するっす!」  
アイザック/is20 「わーい!ありがとうございます!」  
エリザベス/er14 「そこ!頭の弱い会話してるんじゃないわよ!
…こほん。話は全て聞かせてもらったわ!
借金のカタに、ここにあるアインシュタイン博士の遺産をいただきましょうか!」
 
手下/le20 「いただくっす!」  
レイ/re18 「まあ、何で知ってるのかしら、この人たち。まさか、エスパー?」 (のん気に)
ジャック/ja33 「大方、盗み聞きでもしてたんだろ。わかりやすい奴らだぜ」  
エリザベス/er15 「ぎくっ。」  
手下/le21 「姉御、バレてるっす!!」  
エリザベス/er16 「……お、おだまり!さぁ、さっさと本を渡すのよ!」  
アイザック/is21 「ダメです!この本は、父さんが僕に残してくれた、たった一つの形見なんですから…!!」 (必死に)
ジャック/ja34 「はっ、やれるもんならやってみな!」(じゃきっと銃を構える)  
エリザベス/er17 「ふふーん、あなたが銃を撃てないのはわかってるのよ。
それに、そっちの2人は丸腰じゃない。あなた1人で守りきれるかしら?」
(エリザベスも銃を構える)
 
ジャック/ja35 「ちっ、それも知ってるのか…」 (忌々しげに)
手下/le22 「おおー、姉御、まるで悪人みたいっす!かっこいいっす!!」  
エリザベス/er18 「ほーほほほほ!全世界呪術辞典は私がいただくわ!」 (褒められて(?)
まんざらでもない)
ジャック/ja36 「…でもな、こっちだってやっと見つけた手がかりなんだ。そう簡単に渡してたまるかッ!」
(言って借金取りーずの方にダッシュ)
 
手下/le23 「あー!動くなって言ったばっかりっすよ!えいえい!!」
(銃声1〜2発)
 
ジャック/ja37 「ちッ!!」
(ガキン!と金属音/ライフルを盾にして銃弾を防ぐ)
 
エリザベス/er19 「後ろががら空きよッ!!」(銃声)  
ジャック/ja38 「…はっ、そんなんじゃ俺に当たらねぇぜ?」
(台詞中銃声/自らライフルを撃ってウサギになる/ガラン!と重い金属が落ちた音/ライフルが地面に落ちる)
 
エリザベス/er20 「な…ッ!ウサギになって避けた、ですってぇ!!?」 (驚愕)
ジャック/ja39 「おりゃー!!ウサギの脚力なめんなよ!!」
(だだだ、とダッシュ/手下の足にがぶっと噛み付き)
 
手下/le24 「うぎゃー!いたたたた!噛みつかれたっす!!!」  
エリザベス/er21 「でもこれでジャックは銃を撃てないはず!レオン!さっさとそのウサギをやっつけるのよ!」  
手下/le25 「りょ、了解っす!…あ、姉御ー!!引き金が動かないっす!!」  
エリザベス/er22 「何をバカなこと言って…糸!?何よコレ、いつの間に!!」
(自分もかちかち、と引き金をひこうとする)
 
レイ/re19 「ジャックが気を引いてくれたから上手くいったわー。
ごめんなさいねー、無理に引き金を引こうとすると暴発するわよー?」
 
アイザック/is22 「わぁっ!ジャックさん、レイさん、すごいですー!!」 (尊敬)
手下/le26 「わーん!姉御ー!!」 (※噛み付かれたまま)
エリザベス/er23 「くっ…!!その本だけはどうしてもいただくわよッ!!」
(言ってアイザックの方へダッシュ)
 
ジャック/ja40 「あ、コラー!待て!!!」
(ジャック、手下を離す)
 
アイザック/is23 「わ、わわ、こ、来ないでくださいーッ!!!!」
(アイザックが叫ぶと同時に背負ったトランクからじゃきじゃきじゃきッと無数の重火器が)
 
レイ/re20 「あらまあ」 (のん気に)
ジャック/ja41 「オイ、ちょっと…」 (待て、という感じで)
手下/le27 「あ、姉御ー!!?」  
エリザベス/er24 「そ、そんなのってアリなわけー!!!?」
(台詞にかぶって銃声(多数))
(悲鳴に近い声)
ジャック/ja42 「し、死んだ?」  
  (弾幕晴れる。ぼろぼろだけど無事なエリザベス+手下。)  
エリザベス/er25 「お、覚えてらっしゃい!いつか必ずギャフンと言わせてやるから!バカー!!」 (泣きながら逃げる)
手下/le28 「あ、姉御ー!待ってくださいっす!
あと、ギャフンとか言う人は実際に居ないと思うっすー!!」
(同じく逃げる)
ジャック/ja43 「あ、生きてた。…元気だな。」  
レイ/re21 「面白い人達だったわね〜」 (のんびりと)
アイザック/is24 「ふぅ、怖かったですー。」  
ジャック/ja44 「…ていうかお前、ボディーガードいらなくね?」 (若干さっき見たアレ
(重火器)で怯えてる)
アイザック/is25 「ダメですよー。僕はか弱いお子様なんですからー。」 (のん気に)
レイ/re22 「そうよねぇ、アイちゃんはまだ小さいものね〜」 (アレ(重火器)を見た
後でもほのぼのと)
ジャック/ja45 「…はぁ。やれやれ…さ、また邪魔が入らないうちにさっさと本を探しちまおうぜ。」  

【シーン05:アインシュタイン博士の遺産】

番号 セリフ・効果音など 状況など
  (洞窟の奥に箱が置かれている)  
ジャック/ja46 「ボロっちい箱があるな。もしかして、これがアインシュタイン博士の形見…か?」  
アイザック/is26 「よし、じゃあ早速あけますよー。」
(がちゃ、と箱をあける)
 
アイザック/is27 (中を覗いて)
「あれ?あれれれー??」
 
レイ/re23 「紙切れ、一枚だけ?」  
ジャック/ja47 「おい、どーなってんだよ!呪術辞典は!?呪いの解き方は!?」  
アイザック/is28 「ええと、
『我が息子へ。お前がこの手紙を読む頃、
私はすでに西部へ旅立った後だろう。

この世界の全ての呪術についてを書き記すには、
まだまだ資料を集めなければならない。

数年で帰るんで借金取りは上手くあしらっておくように。

アインシュタイン』。
…なーんだ、父さん、死んでなかったんですね。」(ほっと)
 
ジャック/ja48 「ちょっと待て!じゃあ呪いを解く方法はわからないのか!?
ていうか…息子って、お前、男だったのか!?」
(2度びっくり)
アイザック/is29 「そうですよー。今まで何だと思ってたんですか?」  
ジャック/ja49 「いやー、僕口調の女のガキかと…ごめんなー。」 (のん気に)
アイザック/is30 「もー、失礼しちゃうです!」 (ぷんすか)
ジャック/ja50 「…じゃ、なくて!!本は!俺の呪いはッ!?」 (我に返った)
レイ/re24 「何もないんじゃ報酬ももらえないわねぇ。この書き置きをもらうわけにもいかないし…」  
アイザック/is31 「あはははは、そうですね!」 (朗らかに。悪気全くなし)
ジャック/ja51 「ちくしょー!騙されたあぁぁ!!!」
(ジャック叫んでシーン転換)
 

【シーン06:そして伝説へ…じゃなくて西部へ】

番号 セリフ・効果音など 状況など
  (鳥の鳴き声/次の日)
(足音/ジャックとレイが連れ立って歩いている)
 
ジャック/ja52 「…はぁ、結局、西部に行かなきゃダメだってことか。あー、とんだ無駄足だったぜ。」  
レイ/re25 「まあ、次の目的地も決まったし良いじゃないの。ともかく西に進めばいいのよね〜」  
  (町の入り口前でアイザックが待っている)  
アイザック/is32 「ジャックさーん!レイさーん!こっちこっち!もう、待ちくたびれましたよ!」  
レイ/re26 「あらまあ、アイザックくん?」  
ジャック/ja53 「なんでお前がここにいるんだよ!」  
アイザック/is33 「だって、ジャックさん達は西部に行くんでしょ?
それなら僕も行きますよ!父さんを探さなきゃいけないし!
それに、契約したでしょ?本が見つかるまでボディーガードになってくれる、って。」
 
レイ/re27 「そういえば…そんなことも言ってたわねぇ。…ジャックが。」  
ジャック/ja54 「マジかよ!それってこの街にいる間だけじゃないのか!?」  
アイザック/is34 「ダメですよー、ちゃんと約束したんですから!
ささ!早く行きましょう!おやつは持ちましたかー?3ドルまでですからね!」
 
レイ/re28 「あらあら、これから楽しくなりそうね〜」 (ほのぼのと)
ジャック/ja55 「やれやれ…ま、いいか。
よーし、首を洗って待ってろよ!アインシュタイン博士ー!!!」
 
  (BGM〜フェード)  

【シーン07:キャストコール】

番号 セリフ・効果音など 状況など
  (BGM)  
ジャック/ja56 ジャック・(キャスト名)  
レイ/re29 レイ・(キャスト名)  
アイザック/is35 アイザック・(キャスト名)  
エリザベス/er26 エリザベス・(キャスト名)  
手下/le29 その手下・(キャスト名)  
ジャック/ja57 「ボイスドラマ「ウサギガンマン」
編集・脚本 さのや
製作・提供は「Homework+」でお送りしました。じゃあ、またな!」
 

【おまけ】

番号 セリフ・効果音など 状況など
エリザベス/er27 「次回予告。
あのウサギ人間に辛く(からく)も敗れた私達。」
 
手下/le30 「負けたっすー」 (しょんぼりと)
エリザベス/er28 「だけど、一度負けたくらいでへこたれる私達じゃないわ!」  
手下/le31 「へこたれないっす!」 (ぐ、と)
エリザベス/er29 「次は新兵器であいつらをこてんぱんにやっつけるわよ!
ほーほほほ!!」
 
手下/le32 「こてんぱんっす!」  
エリザベス/er30 「次回、『続・ウサギガンマン−帰ってきた借金取り』
地獄の果てまで追いかけてやるわ!」
 
手下/le33 「お楽しみにっす!」  
ジャック/ja58 「ていうか、ないからな、次回。」 (冷静にツッコミ)
エリザベス/er31
手下/le34
「「えぇっ!?」」  

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