■□シリアス路線□■ 01〜06 ■□ほのぼの路線□■ 07〜12 ■□ 主人公系 □■ 13〜15 の順番で書いてありますです。 たまに路線イレギュラーなキャラもいますがお気になさらず。 ■□シリアス路線□■ ★SODCキャラクター原案★01 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:虚無 ■名前:“昏き陽の皇子” ■年齢:自在(見る者によって違う) ■性別:男 ■種族:虚無/人間         ■武器:剣 ■話し方:一人称「我(われ)」 二人称「汝(なれ)」      尊大。 ■外見:子供から老人までの自在の姿を取る。灰色の髪、白い肌、赤い瞳。     イメージとしては吸血鬼のような外見。 ■設定:  現帝国以前の王朝の王子。  元々は“太陽の皇子”と呼ばれる程賢明で且つ武勇にも長けた才人であったと言われる。  隣国の姫と愛し合い、彼らの愛は国中から祝福される。  また、それを糧として父王の治世を助けた。  現帝国の大臣の一人により唆され愛する隣国の姫を失い、人間に絶望する。  その絶望を虚無につけこまれ、人間性を失っていくこととなる。  彼の王朝の最後には完全に人間性を失い、民を苦しめ国を焼くこととなる。  太陽が沈むが如く賢明なる王子もまた堕ちるということから、“昏き陽の皇子”と呼ばれるようになった。  現在では虚無の中でも知る人ぞ知る存在であり、絶望に瀕する人間を虚無へと誘う。  その言葉は抗い難く人の心に入り込む。  既に人間とは別の存在であり、時間に影響されない。  故に、見る者によってはその姿は年端のいかぬ少年であり、見る者によっては老人である。  但し、姫と愛し合った時期(25〜28歳の時)の姿はけして取らぬという話もある。 ■竜を探す理由:  竜に伝えられているというある秘法を求めている。  それは一説によると、死者を蘇らせる法であるのだとか。  果たしてそれは、かつて愛した姫を生き返らせるものであるのか? ■台詞: 「汝の苦しみが我には理解できる。その苦しみは押し止めるべきものではない。我と往こう。そして思い知らせてやろう」 「その程度の武術で我に挑むか。ふん。せいぜい我を楽しませてくれよ、人間」 「……今でも思い出す。彼女の愛らしい声も、その笑顔も。その度に堪らなくこの世が憎くなる」 ★SODCキャラクター原案★02 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:竜 ■名前:“豪竜”フォーゲルニス ■年齢:人間年齢にして32歳  ■性別:男 ■種族:竜          ■武器:素手 ■話し方:一人称「俺」 二人称「お前」      大雑把。豪快。 ■外見:竜の翼を生やした親父 ■設定:  帝国騎士団の分隊長を務める竜。  豪快且つ快活であり、気の良い親父。  喧嘩っぱやく、美人に弱い。良い越しの金は持たずいつも酒を飲んでいる。  しかし侮るなかれ。  彼こそは竜の中でも“豪竜”と呼ばれる類稀なる怪力を持つ竜である。  面倒見が良く、騎士団の部下達には慕われている。  背中に大きな古傷を持っており、その傷跡をつけたのは親友であると語る。 ■竜を探す理由:  過去最も仲の良かった竜がある日姿を消した。  姿を消す日、親友は何かに追い詰められているようであった。  そして、彼は尋ねた。その理由を。  そして、彼は答えた。その理由を。  フォーゲルニスは彼を止めようとし、彼はそれを聞き入れなかった。  互いに引きはしなかった。そしてフォーゲルニスは友に負けた。  騎士団で働く今でも、彼は親友の姿を探しているという。 ■台詞: 「お前は馬鹿だな。酒も飲まずに帝国騎士やってられるかよ!」 「見せてやるよ。俺の拳を! 止められるものなら止めてみやがれ!」 「あいつはよ、どこ行っちまったんだろうな。無茶しやがってよ。本当に……。おい、聞いてるのかよ?」 ★SODCキャラクター原案★03 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:魔女 ■名前:“バンシー”リリエス・エンブリオ ■年齢:11 ■性別:女 ■種族:魔女 ■武器:なし ■話し方:一人称「リリエス」 二人称「(呼び捨て)」      小さな声でぽそりぽそりと喋る。 ■外見:普通の女の子。黒い髪と白い肌。碧と金のオッドアイ。 ■設定:  彼女にはなんの力も無いと思われていた。  魔女の中でも落ちこぼれと謳われた少女。  それでも、周りの皆は暖かく彼女を受け入れてくれた。  しかし、彼女の特性は魔法でも力でもなかったのだ。 『人の死期を視る』  ただそれだけの能力。しかしこれが絶大な能力を発揮した。  彼女が始めて死を予言したのは齢6つの時。  母親の死ぬ日、時間、死因。それらを全て予言した少女。  それから彼女は村人からだけではなく父親、姉妹からも忌み子として扱われた。 『リリエスに指をさされた者は死ぬ』  いつしかそんな風説まで出来ていた。  それから彼女は村を出た。  一族から離れて村を出た。  ある日旅の詩人は言った。 『その力がもし辛いものであるならば、失くす方法がある』  その方法を少女は尋ねた。  それは……。 ■竜を探す理由:  竜は世界の始まりから存在する。  故に数々の秘術・秘法を知っているという。  その中に『魂封じの法』という者があるらしい。  それは魂に刻まれたどのようなことでも封じることが出来るという。  即ち、先天的、自律的に発動する能力であっても封じることができる。  だが、その真の力は未知数。ひょっとしたら、その秘法の発動は命すら奪うやも。  それでも、リリエスはそれだけを希望に旅をする。  数々の死を視ながら旅をする。  旅の道連れは、未だいない。 ■台詞: 「リリエスね、こんな力いらないの。こんな力ない方が……幸せなのに、ね」 「視たくないよ……怖いの。なのに、勝手に目に映る。教えてあげても、運命は変わらない……」 「運命は変えられる! 変えてみせる! リリエスの力はきっと、その為にあるんだもん!」 「一杯人が死ぬのを視てきたよ。だからリリエスにはね、わかるの。もう、リリエス長くないんだって……」 ★SODCキャラクター原案★04 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:妖精 ■名前:“姦しい道案内”ポルポッタ・ポルポーネス ■年齢:113→外見:13 ■性別:女 ■種族:妖精        ■武器:ポルポル草の針(硬い・鋭い・長い)                   ポルポル草の幹についている針を自在に使える。 ■話し方:一人称「あたし」 二人称「あんた」      大きな声で喋る。素直じゃない。 ■外見:青い髪をツインテールにしている。妖精特有の草を編んだ服を着ている。 ■設定:  竜を探す人を手助けする妖精。  性格は至って単純で、考えが足りず、賑やかで、惚れっぽい。  妖精同士のネットワークではそれなりの地位にあるらしく、竜を探す人をその情報で手助けする。  自分自身が竜を探す動機は稀薄。 ■竜を探す理由:  惚れた男に尽くす為。 ■台詞: 「なになにー。竜を探してるんだって? 無理だよ無理無理! 諦めちゃえば?」 「……っていう情報があるよー。ん、どうして教えるかって? そ、それは、その……た、たまたまなんだから! あんたのこととか関係ないんだからね!」 「ふふーん。あたしから逃げようなんてそうはいかないんだから! だから……最後まで一緒に行こ?」 ★SODCキャラクター原案★05 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:魔女 ■名前:“吟遊詩人” ■年齢:謎     ■性別:男 ■種族:虚無/魔女 ■武器:なし ■話し方:一人称「私」 二人称「君」「貴方」      詩を謳いあげるかのように話す。 ■外見:くたびれたローブ、帽子を目深に被った若い男。     年齢は不詳だが、恐らく20代後半から30代前半程。     竪琴だけは立派で、銀の装飾がついている。 ■設定:  詩人は謳う。いつまでも謳う。  世界が始まるその時から、世界が終わるその時まで。  時には世界を混沌に堕とす呪詛を吐き。  時には人を優しく包む叙事詩を紡ぐ。  彼が何を求め謳うのか、何を考え流離うのか、知るものはいない。  ただ、後には詩が残されるのみ。 ■竜を探す理由:  理由は1つ。虚無の侵攻を阻む為。  何故彼がそのようなことをするのか、誰も知らない。 ■台詞: 「この街も終わりか……。やはり運命とは変わらないのであろうか、神よ」 「その力がもし辛いものであるならば、失くす方法はある。しかしそれは諸刃の剣。君は命を落とすやも知れぬ。それでもそれに手を延ばすか。小さき旅人よ」 「私には謳うことしかできぬ故。力を失って幾年。心を蝕まれて幾星霜。それでもこの声だけは失っていない」 ★SODCキャラクター原案★06 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:使い魔 ■名前:“マドモアゼル”ヘンリエッタ・プレージュ ■年齢:外見18 ■性別:女 ■種族:使い魔  ■武器:手(生気を奪い取る) ■話し方:一人称「私」 二人称男:「お兄様」 女:「お姉様」 ■外見:黒いドレスを身にまとった、深層の令嬢。     長く美しい金の髪と透き通るような白い肌。蒼い瞳。     微笑まぬ事は悪徳であるかの如く常に笑みを絶やさない。 ■設定: 【泣いた人形ヘンリエッタ】  まじょに作られたヘンリエッタ。  泣かない人形ヘンリエッタ。  まじょはいもうとの代わりにつかいまを作ります。  いもうとににせた、かわいいかわいいお人形。  おねえさまはやさしくて。ずっと頭をなでてくれました。  くるしいことやつらいことは知りませんでした。  ずっとやさしくしてもらっていたのだから。  だからヘンリエッタはわらいます。  やさしさをわけてあげるようにわらいます。  でもヘンリエッタはふしぎでした。  年をとっておばあさんになってしまったおねえさま。  ヘンリエッタにはわかりません。  もう動かないおねえさま。  それをにこにこと見つめてもう何年?  いつしかおねえさまは土にかえり、1人になったお人形。  ある日詩人は人形にいいました。 『竜にあって尋ねると良い。そしてその血を一滴頂くと良い。君は全てを理解する』  ヘンリエッタにはわかりません。  どういう意味だかわかりません。  なかない人形ヘンリエッタ。  たびする人形ヘンリエッタ。  竜にであってりかいします。  じぶんにはもう、何ものこってないのだと。  ひとりぼっちのヘンリエッタ。  泣いた人形ヘンリエッタ。  かのじょがもとめたものは何?  ■竜を探す理由:  詩人に言われて何かを理解する為に。  一体何故詩人がそのような事を言ったのかは理解できない。  けれど、何処かへ行ってしまったお姉様に会えるかもしれないと竜を探す。 ■台詞: 「くすくす。一体何を言っているのです? お姉様はちゃんと生きていらっしゃいますわ」 「そうなのですか? 何分世間知らずなものでして。お兄様は物知りでいらっしゃいますのね」 「これは一体なんなのでしょう。何故だか、瞳から水が流れてくるのです。排水機能の故障でしょうか?」 「泣いた人形ヘンリエッタ。愚かな人形ヘンリエッタ。これより開幕するは、もう笑えない人形の、最後の意地を綴った物語……」 ■□ほのぼの路線□■ ★SODCキャラクター原案★07 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:使い魔 ■名前:“ちび猫”ロンド(ロンド・ベルオーネ・プルーフィカ・ロンドV型) ■年齢:人間年齢14 ■性別:オス ■種族:使い魔/猫  ■武器:爪 ■話し方:一人称「にゃー」 二人称「おみゃー」     偉そうぶっているが、どこが抜けている。 ■外見:小さな猫。子猫くらいにしか見えない。     色は黒に白ぶち。 ■設定:  太古の魔女と竜の戦争時代に作られた使い魔。  他の猫型使い魔より小さいことを仲間に馬鹿にされ、魔女に大きくしてくれと頼む。  すると、魔女は竜を倒せば大きくなれると彼に言った。  意気込んで竜と対決に行ったがあっさり敗退。  殺すのも可哀想ということで封印されてしまった。  最近になって封印より目覚める。 ■竜を探す理由:  竜を倒せば大きくなれると今でも信じている。  とはいえ、仲が良くなってしまうと倒そうと言う気になれない為、悪い竜を探している。 ■台詞: 「ちっちゃいちっちゃいとにゃーを馬鹿にするにゃー! これでもおみゃーより年上なんだからにゃ!!」 「むむむ……。お、おみゃーは良い竜なんだにゃ。い、命だけは簡便してやるのにゃ」 「ほっといてくれにゃ。アンビバレンツなのにゃ。お子様にはわからないと思うがにゃー」 ★SODCキャラクター原案★08 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:妖精 ■名前:“脳天気楽型アイドル”マリオン・マリナス ■年齢:15 ■性別:女 ■種族:妖精 ■武器:歌(音痴)・指向性マイク ■話し方:「わたし」 二人称「君」      天然を装っているが時々黒い。 ■外見:ドピンクの髪に頭がイカレてるくらいのロリータファッション。 ■設定:  妖精達の間に噂がある。  それは、『消えてしまった竜に会えばどんな願いも叶う』というもの。  それを聞いて立ち上がったのは1人の夢見る妖精であった。  その名はマリオン・マリナス。  妖精界のアイドル(自称)の彼女は夢を叶えてもらう為に旅に出る。 ■竜を探す理由: 『妖精界だけじゃもったいない。全世界中に私の晴れ姿を見せてあげなくちゃ★』  というイカレた妄想に取り付かれて竜を探す。  目指すは竜の住処。願い事を叶えてもらう為に今日も行く。 ■台詞: 「えー、なんのことかわかんなーい♪ ……それ以上言ったら、殺しちゃうゾ?」 「なんでなんでー? 別にこっちの道で良いじゃない。わたし空飛べるしー」 「ま、まさか君が私のことそういう風に思ってるなんて……。ごめんね、ごめんね! 私、皆のアイドルだから、君の気持ちには答えられないの!!」 ★SODCキャラクター原案★09 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:魔法使い ■名前:“魔剣の使い手”アルサス・カートリッジ ■年齢:18 ■性別:男 ■種族:魔女 ■武器:刀 ■話し方:一人称「拙者」 二人称「御主」「貴殿」      所謂侍。 ■外見:長くなった髪を後ろで束ねている。黒髪。黄色い肌に黒い眼。 ■設定:  彼の一族はその魔力を剣の制御に回し剣技こそを最大の武器とした魔女の一族である。  そんな彼に、昔好敵手がいた。  女だてらに勝気で、そしてその剣技の美しさは並み居る男達を寄せ付けなかった。  今思えば彼女のことが好きなのかもしれない。  彼の一家は少しの間ヤマトへ移り住み、幾年の月日が流れた。  一族の村に帰ってきた彼は、彼女が竜を探して旅に出たことを知る。  それを聞いた時、彼の中で眠ってた想いが動き出した。  彼の剣技は魔女に伝わる者とヤマトの剣術が組み合わさった異端の業。  斬ることに特化し、凡人には己が斬られたことすら気づけぬ速剣。  その速度、切れ味は魔剣と呼ぶに相応しいものである。 ■竜を探す理由:  惚れた女を捜す為。  竜を探している彼女を探すには、同じく竜を探すのが一番だと思った。  単純な理由であるが、彼にとってはそれだけで充分である。 ■台詞: 「弱いのぅ。その程度の腕では拙者の刀を使うまでもないわ!」 「ほほう。あの娘っ子に惚れておるのか。いやいや、深くは問わぬ。いいぞ。恋することはいいことじゃぁ!」 「あの娘のことを想うだけで、拙者は胸が張り裂けそうになる……いや、恥ずかしいわい。これではそこらの娘っ子と変わらぬなぁ」 「わしの探しておる娘か……。風の噂によると『竜の牙』とか言う剣を持っておるらしいのぅ」 ★SODCキャラクター原案★10 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:竜 ■名前:“紅き世界竜”アポロティアス ■年齢:世界の始まりから ■性別:男 ■種族:竜        ■武器:考えうる限りのあらゆる物理攻撃 ■話し方:一人称「わし」 二人称「お前」「お主」 ■外見:人間形態時は60歳程度の老人の姿を取る。     竜形態は巨大で且つ真紅の竜鱗に包まれている。 ■設定:  世界の影で虚無と戦う竜の1人。  生れ落ちた時から女神の祝福を受けており、攻撃をしている間は敵無し。  弱点としては情にもろく、防御に徹すると生命の源たる竜核が露出してしまうという矛盾。  故に情を忘れようかとするかの如く虚無と戦い続けている。  数々の秘術・秘法についての知識も持っている。 ■竜を探す理由:  自身が竜である故に探す理由らしき理由はない。  虚無の打倒を目指す仲間は募っている。 ■台詞: 「ふぉっふぉっふぉ。その程度の攻撃はわしには通じんと言ったであろう」 「まあ良いではないか。わしも面倒じゃからのぉ。ふぉっふぉっふぉ」 「わ、わしもつくづく甘いのぅ……。子供の1人も見捨てておけんとは……」 ★SODCキャラクター原案★11 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:虚無 ■名前:“盤面の支配者”クルースニクス・フォード(偽名) ■年齢:外見25  ■性別:男 ■種族:虚無/人間 ■武器:闇の魔法 ■話し方:一人称「僕」 二人称「君」      ゆっくりとした口調で嫌らしく話す。 ■外見:細身で長身の優男。銀髪で碧眼、白い肌をしている。     つけているメガネは伊達。 ■設定:  かつてより戦乱のある所には必ず現れた虚無。  最も優勢な国に所属し、その大臣や策士として潜り込む。  世界の破滅の為に謀略を巡らし、どんな者でも使えるのならば捨て駒にする。  己に愛を寄せる女は隣国に売り渡し、酒を飲み交わした友は死地に送る。  王は己の傀儡であり、その家族親類は次の戦略を進める予備の人形。  貧しい民には税を和らげた後徴兵。人で賄えぬ兵の予備は再びの重税で賄う。  人の希望と絶望を熟知しており、どうやれば自分の思い通りに動くかは簡単なこと。  世界を滅ぼす為ならば、同じ虚無すらもポーンにしか過ぎない。  現在は帝国の大臣として過ごしている。  しかし、善政を行う竜帝とはしばしば対立し、煩わしく思っている。  フォンケルンハイムの原理主義派と情報を密に交わし武器を送っている。 ■竜を探す理由:  自分の邪魔をする愚かな者達。  そのうち滅び去るとは言え、自分の邪魔をされては敵わぬ故、配下を使って抹殺を狙う。 ■台詞: 「やあ、初めましてだね。よろしくよろしく。僕は帝国の大臣でクルースニクスっていうんだ。この度は良く働いてくれたね。王に代わって感謝を」 「久しぶりだねぇ。彼女を生き返らせる方法は見つかったかい? おいおい、睨むなよ。今は『仲間』なんだから」 「随分な挨拶だね。誰が力だけの竜である君を騎士団の分隊長にしてあげたと思っているんだい?」 ★SODCキャラクター原案★12 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:魔女 ■名前:“お母さん”フルール・フォン・ブルーノ ■年齢:39 ■性別:女 ■種族:魔女 ■武器:おたまとフライパンと子守唄 ■話し方:おばさん口調。常に優しく微笑んでいる。 ■外見:最近小じわが増えてきたことを気にしているが、綺麗な女性。     赤毛の髪はカールしている。光無き瞳は常に閉じられている。 ■設定:  クカット大陸帝国領東端の海辺に孤児院を開いている女性。  かつては様々な竜を屠った大魔女であるが、ある時一頭の竜と出会う。  竜は優しかった。竜は気高かった。  そして彼女自身は女盛りの時期であった。  竜と彼女は愛し合ってしまった。  禁断の愛は、しかし許されるモノではなかったのに。  彼女が出産した子供は他の村人に取り上げられた。  愛した竜は打ち倒され、彼女もまた罪の証として眼を奪われた。  我が子の無事を確かめることもできない。  そして村を追放された彼女は、いつしか孤児院を開いていた。  それは罪悪感と、寂しさを埋める代替品なのかもしれない。  彼女は常にその事を思い、耽る。  子供たちの可愛い声が彼女を呼ぶ。  「お母さん」と。  その度に泣きたくなった。 ■竜を探す理由:  自分自身では竜を探せぬ見である故、他人から竜の話を聞く。  かつて愛した竜の面影を求め。  彼と自分の実の子供、おそらくは竜の血を引く子供を求め。   ■台詞: 「あらあら。こんなおばさんをからかうもんじゃないよ」 「そうだねぇ。生きていたらもう二十くらいになるんだろうねぇ」 「いつでもここに帰っていらっしゃい。お前の家は、いつでもここにあるんだからね」 ■□主人公系□■ ★SODCキャラクター原案★13 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:主人公 ■名前:“空色の希望”レックス・フォーエルン ■年齢:16 ■性別:男 ■種族:人間 ■武器:長剣の二刀流 ■話し方:一人称「俺」 二人称「(呼び捨て)」 ■外見:短い髪にバンダナ。茶色い髪に紺色の眼。     活発で快活。少し熱血。 ■設定:  昔空を飛ぶ竜を父と二人で見上げていた。  自分の家系は竜を友として戦う戦士の一族だったのだと言う。  どきどきした。  わくわくした。  竜と一緒に戦えるのが楽しみだった。  ある日父は手紙を残して旅に出た。 『久しぶりに出かけてくるよ。すぐ帰る。スープはコーンポタージュが良いな』  それだけの手紙。  レックスは、父が竜と一緒に旅に出たのだと気づいた。  その日を境にして、珍しいながらも見ることができた竜の姿がぱったり途絶えてしまったのだから。  竜は何故姿を消してしまったのか。  父は何と戦っていたのか。  そもそも父はまだ生きているのだろうか。  少年は故郷を去り旅に出た。  彼が竜の祝福を受けた戦士であることを、彼はまだ知らない。 ■竜を探す理由:  父の手掛かりとして。  そして父と竜は何と戦っていたのか知る為。  人の中で暮らす竜は知らない。  だから、姿を消してしまった竜を探している。 ■台詞: 「俺は絶対に父さんを見つける。そして、一緒に戦うんだ!」 「竜は一体どこいっちまったのかなぁ。昔はあの空を勇ましく飛んでいたのに」 「剣二本で戦ってるのは伊達じゃないんだぜ。父さん仕込みの剣技、見せてやる!」 ★SODCキャラクター原案★14 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:主人公 ■名前:“海色の光”カイル・フォーマッド ■年齢:18        ■性別:男 ■種族:人間と虚無の相の子 ■武器:錆付いた剣(父の形見) ■話し方:一人称「僕」 二人称「〜君」「〜さん」 ■外見:大人しそうな感じ。年齢より下に見える。     黒く短い髪は下ろしており、瞳は赤。肌は白い。 ■設定:  人間の父と虚無の母との間に生まれた。  母はある日父を喰らった。そしてそれから自害した。  その全てをカイルは見ていた。  悲しみより怒りより、ただ何が起こっているのかわからなかった。  幸せだった。  今までずっと幸せだった。  それなのに、何故こんなことになってしまったのだろう。  旅の詩人は言った。 『竜に会うが良い。全ては、今は姿を消した竜達が知っている』  街の人達は優しくしてくれた。  でも、真実を知りたかった。  だから彼は旅に出た。  詩人の言葉に従い、竜を探す為に。  詩人は誰もいなくなった彼の家で謳う。 『行くが良い、【運命を分かつ子】よ。君の物語はここから始まる』   ■竜を探す理由:  何故父は母に殺されたのか。  あんなに優しかった母が何故父を殺してしまったのか。  その謎を探る為に。  しかし、彼の冒険はそれよりももっと大きな渦に巻き込まれていく。 ■台詞: 「父さん、母さん……。どうして?」 「僕に構わないで下さい。少し判ってしまったんです。この身体には、呪われた血が流れているのだと」 「運命なんて知らない。僕は変えてみせる。決められた歯車ならば、壊してでも!」 ★SODCキャラクター原案★15 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:主人公 ■名前:“大地の歌姫”クロッカス・アリーナ ■年齢:17 ■性別:女 ■種族:竜  ■武器:歌(戦意を失わせる) ■話し方:一人称「私」 二人称「貴方」      優しく語りかけるように話す ■外見:基本的には人間形態しか取れない。     紅き世界竜の血を引いており、髪は燃えるような赤。     瞳もまた赤く、肌は健康的な褐色。 ■設定:  竜の中でもクロッカスは戦いが苦手な方だった。  世界竜の血を引いているのだが、戦いよりも歌う方が好きだった。  紅き世界竜は彼女の頭を撫で、それで良いと言った。  だから彼女は歌い続けた。  いつしか彼女は虚無と戦う竜達の間では【歌姫】と呼ばれ、彼らのカリスマとなっていた。  象徴の姫。  指揮を揚げるにはこれ程素晴らしいものはなかった。  だがこれで良いのかと不安になった。  戦いはいつまで続くのだろう。  ここ以外でも虚無は暗躍しているのではないだろうか?  彼女には歌うことしかできない。  それでも何かできることがあるのではないだろうか?  そんな時、『虚無を消し去ることができる』という竜の噂を聞いた。  それは神の域に達した竜。  彼は何故虚無を消し去らないのか。  不思議に思いつつも、彼女はその竜を探すことにした。 ■竜を探す理由:  全ての虚無との戦いを終わらせる為に竜を探している。  虚無の存在について詳しく知っているつもりである彼女だが、その知識が上辺のものでしかないことを、彼女はその旅で知ることになる。 ■台詞: 「剣を収めて下さい。戦いは……嫌いです」 「思い出そう あの日見た夢を  収めよう 憎しみに濡れた戦いを  続いていく戦火 終わらない殺戮  これは本当に 私達の望んだ未来?  これは本当に 私達の選んだ未来?  操り人形の糸 ババ抜きのババ  人形は誰? ジョーカーは何処?  本当の敵を見失わないで……」 「私が死ぬ時はこの声が枯れる時です。それまで、私は歌い続ける」