■□虚無□■ ★SODCキャラクター原案★16 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:虚無 ■名前:“常闇の少女” ■年齢:7〜11(見る者によって違う) ■性別:女 ■種族:虚無/人間           ■武器:邪眼 ■話し方:一人称「私」 二人称「貴方」      恭しい。 ■外見:ある程度自在の姿を取る。灰色の髪、白い肌、赤い瞳。     イメージとしては吸血鬼のような外見。     黒のドレスに金のネックレスをしている。 ■設定:  虚無の使者として、ある人物に従う少女。  虚無の使者になる前は、人買いに売られ貴族の奴隷にされていた。  帝国は善政を行っている。  故に地方の領主もまた民に尽くすものか?  答えは否。  善政の世など有閑階級の俗物にとっては暇なものだ。  少女は良い玩具だった。  まず最初に眼を潰された。何をされるのかわからない恐怖。  色んな事をされた。  次に脚を切り落とされた。逃げる気力なんてなかったのに。  色んな事をされた。  今度は指を一本ずつ折られた。泣けば返るは笑い声。  色んな事をされた。  そして最後に……何をされたんだっけ。  気持ち悪くて思い出せない。  ただ、気付いたらあの人がいた。  辺りが焼け焦げる匂い。  貴族が憎かった。  人間が憎かった。  世界が憎かった。  全て消えてしまえばいいのにと願った。  あの人は、そんな少女に手を差し伸べた。 『憎ければ止める故はなし。我と往こう。そして思い知らせてやろう』  少女はその時になって、久しぶりに笑った。  虚無の使者になってから眼、脚、指は再生した。  あの人が少女に与えた能力は『邪眼』。  人を死に誘う邪眼。傷つける邪眼。滅亡の邪眼。  そしてもう一つ。あの人と同じく見る者によって姿を変える存在となった。  彼女は自分が幸せだったことを憶えている7〜11歳の姿のみ取ることができる。 ■竜を探す理由:  あの人が探している為。  あの人の為ならば千の竜すら滅ぼして見せるし、生け捕るならば確実に死の間際で寸止めしてみせる。  拷問が必要ならば自分がされたことを思い出すだけでいい。  同じ目に合わせてやればいい。  ああ、竜も人もなにもかも、早く滅びればいいのに。  ただその前に、あの人の願いだけは叶えなければならない。 ■台詞: 「痛いですか? 苦しいですか? ならば、もっと可愛い声で泣いて下さいませ」 「私を助けてくれなかった。誰も助けてくれなかった。助けてくれたのはあの人だけ。 貴方達は幸せですね。人間を信じられるなんて幸せですね。きっと幸せに生きてきたのですね。 私はあんな想いをしたのに。私はあんな想いをしたのに。私はあんな想いを、し続けたのに。 あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっ!!」 「さあ見つめ合いましょう、愛しい貴方。そしてさようなら。うふふ。もう聞こえませんか?」 ★SODCキャラクター原案★17 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:虚無 ■名前:“終わらない悪夢” ■年齢:20後半(外見)  ■性別:男 ■種族:虚無/魔女     ■武器:108本のナイフと炎 ■話し方:一人称「(適当)」 二人称「(適当)」      定まった喋り方をしない。 ■外見:道化の姿をしており、表情は仮面をつけることで表す。     声から男のようではあるが、果たして不明。 ■設定:  確か初めは世界の為に戦っていた。  同じ魔女の一族こそが世界を正しい方向に導けると信じた。  その戦いは負けに終わった。  気付けば彼の一族は彼を残して滅びていた。  信じていたものが打ち砕かれる絶望。  どうすればいいのかわからない不安。  それは彼を虚無に貶めるには充分だった。  不意に笑いが込み上げた。  ああ、そうだ。笑おう。笑い続けよう。道化になろう。笑わせてやろう。  彼はその日から仮面をつけた。仮面に合わせて道化の服を着た。  竜を人を見つければ狂った笑いを浮かべながらジャグリング。  さあこれがナイフによるジャグリング。どうです見事なものでしょう?  この道化、しかしそれだけではありません。  ナイフ投げの腕も大したものでございます。  ほら、まずは一つ。一撃で首を落としてご覧にいれました。  ほら、次に二つ目。全身を串刺しにして見せました。  ははは。びくりびくりと、そんなに痙攣する程笑わなくてもよろしいのに。  さあさ、ご覧下さい。今度は竜の首によるジャグリング。  何個増えようとも問題は御座いません。  おや、気分が悪いようで。ああ、確かにあの死体は臭い。  ならば燃やしてしまいましょう。ほら、良く燃えました。  火吹きくらいこの道化には容易い技に御座います。  さてさて、お立会いの皆様方。次は何をご覧に入れましょう?  返事がない?  ああ、皆様もう、お亡くなりになられていたようで。  今日も彼は終わらない悪夢を振りまき続ける。 ■竜を探す理由:  探しているというわけではないが、世界を護る竜と彼は避けては通れぬ敵である。  世界中で殺人を続ける彼と、それを食い止めようとする竜。  果たして決着が付く日は来るのか。 ■台詞: 「ご覧下さい真っ赤なリンゴ。さてこれを天高く舞い上げまして、はい! 見事リンゴが落ちる間に脳を抉り出しまして御座います」 「俺ですか? 私かな? ああ、僕は道化。永遠の道化。さて皆様方、喜劇をご覧に入れましょう」 「口調なんて関係ないさ。だっておいらは道化だぜ。千の仮面を使い分けなきゃ自分で笑うこともできやしない」 ★SODCキャラクター原案★18 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:虚無 ■名前:“二つ扉の二枚舌” ■年齢:15前後(外見)  ■性別:女 ■種族:虚無/妖精     ■武器:口から出任せ ■話し方:一人称「ボク」 二人称「お前」      普通の妖精のように飄々とした喋り方をする。 ■外見:妖精の中でもさらに小柄。人懐っこい笑顔を絶やさない。     綺麗なソプラノの声をしており聞くに心地よい。     髪は真紅で眼も真紅。服は真っ黒な布の服。 ■設定:  生まれつき自分は虚無になる為に生まれて来たんだろう。  ボクは嘘が大好きだった。  嘘を吐くと叱られたけど、上手く騙せた時の快感はこの上なく甘美。  だんだん騙し方もわかってきた。そう、他の妖精に比べてボクは頭が良かったんだと思う。  馬鹿を蹴落とすのは楽しかった。  そうそう、ほら、そこに見えるだろ。前にあれがあっただろ。だからそのままそうするのさ。  半分真実を交えながら半分は嘘を吐く。  最も効率的な騙し方。  ボクの嘘で皆死んだ。  ああ、楽しい。楽しくてしょうがない。  だからボクは考えた。今度は神様を騙してやろう、ってね。  真実の扉と嘘の扉。  さて神様。お前が選ぶ扉はどっち? ■竜を探す理由:  神様に辿り着く為。  出会った竜が神様を知らないならば、悉く騙して殺す。  後に嘘を吐く時に邪魔になる要素は残しておけない。  時たま気に入った奴もいるけれど、それより嘘を吐く方が重要。  今日もまた嘘を吐き続けて神様を探す。その為に竜を殺す。 ■台詞: 「えへへ。ボク、他の妖精とははぐれちゃって。一緒に連れてってくれないかな?」 「わーい! お前いい奴だな! ボクお前のこと大好きだよ!」 「簡単に信じちゃうなんて馬鹿だなぁ。まあ、形見だと思ってお金は頂いていくね!」 ★SODCキャラクター原案★19 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:虚無 ■名前:“黒の世界竜” ■年齢:70前後(外見)  ■性別:男 ■種族:虚無/竜      ■武器:毒の吐息 ■話し方:一人称「我」 二人称「お主」      尊大で威厳のある話方をする。 ■外見:人間形態は好々爺然とした老人。     竜の姿は漆黒の鱗を持つ竜。 ■設定:  何時から彼が虚無に蝕まれていたのかはわからない。  何時の間にか、彼は堪らなく楽しかった。  戦うことが。  虚無との戦いを永劫に続ける為には、虚無に簡単に滅びてもらっては困る。  だからといって竜が滅びてもまた均衡は崩れ戦いは立ち行かなくなる。  故に彼は考えた。  互いに潰し合いながらも上手く均衡を保つ方法を。  虚無には自分から目通りをして作戦を立案。  竜にはその自分の立案を元に作戦を練らせる。  自分のことを知る虚無は真っ先に殺害。  後は楽しい戦いの時間だ。  世界を護る?  くだらないくだらない。  今こうして戦っている時間こそが永遠なのだ。 ■竜を探す理由:  別に探してはいない。 ■台詞: 「ふむ。お主は我に意見するわけだな。なぁに、良いさ。人間は嫌いではない」 「ふむ、まずいことになっているようだな。客人よ。すまぬが頼みを聞いてはもらえぬか」 「お初にお目にかかるな、虚無殿。竜に対して最も効果的な作戦を耳に入れて進ぜるが如何か?」 「くははははははっ! さて、再び戦いは始まった。皆存分に殺し合おうぞ!」 ★SODCキャラクター原案★20 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:虚無 ■名前:“ポーン” ■年齢:20前後(外見)  ■性別:男 ■種族:虚無/使い魔    ■武器:槍 ■話し方:一人称「私」 二人称「貴方」      礼儀正しい兵士のように話す。 ■外見:個性のない人間型の使い魔。     軽装鎧に身を包んでいる。 ■設定:  虚無の手駒。  虚無側にも魔女がいるのであるならば、虚無側に作られる使い魔が存在しない道理はない。  彼はしかし、己の意志がない。  何も考えず、手駒として虚無に操られる。 ■竜を探す理由:  虚無の命令に従って。 ■台詞: 「………」 「私に名前はありません。貴方の好きにお呼び下さい」 「竜を発見。排除します」 ★SODCキャラクター原案★21 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:虚無 ■名前:“ナイト” ■年齢:20前後(外見)  ■性別:男 ■種族:虚無/使い魔    ■武器:槍 ■話し方:一人称「私」 二人称「貴方」      礼儀正しい騎士のように話す。 ■外見:個性のない半妖型の使い魔。     上半身は人間で下半身は馬。     重鎧に身を包んでいる。 ■設定:  虚無の手駒。  虚無側にも魔女がいるのであるならば、虚無側に作られる使い魔が存在しない道理はない。  彼はしかし、己の意志がない。  何も考えず、手駒として虚無に操られる。 ■竜を探す理由:  虚無の命令に従って。 ■台詞: 「………」 「私に名前はありません。貴方の好きにお呼び下さい」 「竜を発見。排除します」 ★SODCキャラクター原案★22 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:虚無 ■名前:“ビショップ” ■年齢:20前後(外見)  ■性別:男 ■種族:虚無/使い魔    ■武器:魔法 ■話し方:一人称「私」 二人称「貴方」      礼儀正しい司祭のように話す。 ■外見:個性のない人間型の使い魔。     薄いローブを身にまとっている。 ■設定:  虚無の手駒。  虚無側にも魔女がいるのであるならば、虚無側に作られる使い魔が存在しない道理はない。  彼はしかし、己の意志がない。  何も考えず、手駒として虚無に操られる。 ■竜を探す理由:  虚無の命令に従って。 ■台詞: 「………」 「私に名前はありません。貴方の好きにお呼び下さい」 「竜を発見。排除します」 ★SODCキャラクター原案★23 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:虚無 ■名前:“ルーク” ■年齢:新築(外見)  ■性別:男 ■種族:虚無/使い魔  ■武器:なし ■話し方:一人称「(喋らない)」 二人称「(喋らない)」      喋らない。 ■外見:城の形をした使い魔。 ■設定:  虚無の手駒。  虚無側にも魔女がいるのであるならば、虚無側に作られる使い魔が存在しない道理はない。  彼は他の者と違って己の意思を与えられている。  自分が城であることを自覚し、喋ることはできないながらも他の者が効率よく動けるように自分の姿を変える。  変えるといっても、城としての姿ではあるが。 ■竜を探す理由:  虚無の命令に従って。 ■台詞: 「………」 「………(クイーンの目の前に扉が生じる。それは外に出る為の扉)」 ★SODCキャラクター原案★24 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:魔女 ■名前:“クイーン” ■年齢:20前後(外見)  ■性別:女 ■種族:虚無/使い魔    ■武器:剣 ■話し方:一人称「私」 二人称「貴方」      礼儀正しい貴婦人のように話す。 ■外見:個性のない人間型の使い魔。     見目麗しいドレスに身を纏っている。 ■設定:  虚無の手駒。  虚無側にも魔女がいるのであるならば、虚無側に作られる使い魔が存在しない道理はない。  彼女はしかし、己の意志がない。  何も考えず、手駒として虚無に操られる。  ……はずだった。  竜との戦いの中で、何故か自分を庇った竜がいた。  彼は、『女が戦場で死ぬ道理はない』と言って彼女を庇い、去っていった。  彼が何を言っているのかわからなかった。確か彼はずっと我々と戦ってきたのではなかったか。  その時の感情をなんと呼べばいいのだろう。  いや、何故彼女に感情などが生じたのか。  そう。その時、彼女は始めて己の意志を持った。  彼女は思う。  このまま、竜と戦っていても良いのだろうか、と。 ■竜を探す理由:  虚無の命令に従って。  それが理由だったはずなのに。  いつのまにか、あの時の竜の姿を探し初めていた。  自分の中に生まれたものを尋ねる為に。  そして多分、あの時の事に感謝する為に。 ■台詞: 「………。ふぅ、黙っているのも、楽ではありませんね」 「私に……名前はありません。貴方がつけてくれませんか?」 「竜を発見……あの方なら、彼を知っているかしら」 「ありがとう、ルーク。貴方は私達皆を愛してくれているのね」 ★SODCキャラクター原案★25 ■原案者HN:桜町葵 ■キャラの役柄:虚無 ■名前:“キング” ■年齢:20後半(外見)  ■性別:男 ■種族:虚無/使い魔    ■武器:剣 ■話し方:一人称「私」 二人称「貴公」      王のように尊大に話す。 ■外見:個性のない人間型の使い魔。     軽装鎧に身を纏い、馬に乗っている。 ■設定:  虚無の手駒。  虚無側にも魔女がいるのであるならば、虚無側に作られる使い魔が存在しない道理はない。  彼はしかし、己の意志がない。  何も考えず、手駒として虚無に操られる。  ただ、虚無からの通信が無くても戦い続ける為に、自律思考は可能になっている。  所謂AIであり、現在の状況と過去のデータから、最も最適な行動を部下に取るよう指示する。  最近彼のAIに疑問が返る。  クイーンの動きがおかしいと。  故障であるやも知れぬ為、近々思考回路を初期化するか、破壊して新しいものに取替えねば。 ■竜を探す理由:  虚無の命令に従って。 ■台詞: 「了解した。虚無殿より承った作戦を遂行する」 「私に名前はない。貴公の好きに呼ぶが良い」 「クイーンよ。そちらではない。お前が竜を急襲するには横から周り込むべきだ。クイーン。命令を受理せよ」